同窓会サロンを開催しました

実施日 2024年11月23日
同窓会会議室

今年の同窓会サロンは津田ヶ谷祭への参加という形での開催となりました。2021年~2024年の定時総会・年次特別講演会の映像をスクリーンで上映した他、『津田塾たより』既刊本・口絵物語パネル22点の展示、寄贈図書の紹介、津田梅子新5000円札記念グッズの販売を行いました。
従来の予約制のワークショップ型とは異なり、今回は出入り自由のため、来場者には千駄ヶ谷・小平の学生の他、来年度入学予定の高校生、熊本、新潟など遠方から来られた在学生の家族、水引で交流のある飯田の大学生、能楽堂の帰りに立ち寄った卒業生もいました。新札記念グッズを求めて訪れる方もたくさんいました。
津田梅子の本を読んで関心を持った小学生とその家族が2組あったことや、壁に飾ってある梅子や大山捨松の写真に関心を示し熱心に質問をする方もいて、来年は梅子の足跡や梅子について刊行された本を展示する等、外に向けて発信する必要性を感じました。
髙橋裕子学長の「津田梅子―未来をきりひらく『人』への思い」が教育出版の小6の国語教科書に掲載されています。また、学長の『津田梅子 女子教育を拓く』(2022、岩波ジュニア新書)の他、学長や津田梅子資料室監修の年少者向けの本も多数出版されています。梅子への関心が高まっている現在、サロンに資料コーナーを設け、未来の津田塾生が新たな世界を開いていくきっかけにしたいと考えています。
同窓会サロンでは、来室者にくつろいで歓談してもらえるよう中央3ヵ所と眺望の良い窓際にテーブルを並べそれぞれに花を飾り、窓からは梅公園で行われている書道やダンスのパフォーマンスを楽しむことができました。スクリーンでの年次特別講演会の各講演の上映はサロンの文化的な雰囲気を作り出すのに役立ちました。グッズ販売も好評でオリジナルクッキーは完売しました。しかし、初めての開催で認知度が低いため、来年はより多くの人に足を運んでもらえるよう動線を工夫する必要があります。実行委員会企画の「謎解き」にサロンもチェックポイントとして加えてもらう、飲物を提供する等の提案が出ました。総合政策学部の教授がご挨拶にいらして下さいましたが、大学とどう連携を図れるのか検討を進めていきたいと思っています。
第8回津田ヶ谷祭のテーマは“Move on!”。開かれたサロンへという今後の方向性が見えてきました。

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