報告

津田梅子新5000円札記念シンポジウム開催報告

  • カテゴリ:報告
  • 著者:TUP2024 金野香緒里(数大37)
  • 日付:

津田梅子新5000円札記念シンポジウム
「津田梅子の創造と挑戦、そして明日へ ~未来を切り拓く女性の道標(みちしるべ)~」
日時:2024年9月14日(土)13時~17時
場所:津田塾大学千駄ヶ谷キャンパス広瀬記念ホール他(ハイブリッド開催)
参加者数:会場参加223名、オンライン参加218名
総合司会に草野満代さん(数大37)を迎えて開会。内海房子同窓会会長による開会挨拶、髙橋学長による基調講演「津田梅子が目指した教育理念」が行われ、基調講演では津田梅子の生い立ちと当時の日本社会の状況、津田梅子が二度の留学を経て女子高等教育機関の設立に至った経緯をとおして津田梅子の教育理念が語られました。学長講演の後、総合研究大学院大学客員研究員古川安先生による特別講演「生物学研究者としての津田梅子が今に語りかけるもの」が行われました。古川先生は、津田梅子が研究者としても大変有能であったことや、当時日本人女性が理系の学問を研究することが日本では難しかったことなど、一般に知られていないと思われる津田梅子の理系研究者としての面にフォーカスしてお話くださいました。
その後休憩を挟み、三つの会場に分かれて同時並行で、三つのテーマ「はたらく」、「まなぶ」、「いきる」について、卒業生、大学教員らによるパネルディスカッションが行われました。
パネルディスカッション①「はたらく」は会場参加者数63名。草野満代さんの司会により、板倉由実さん(国大22)、津田塾大学教授稲葉利江子さん、大山友理さん(総政1)ら三名のパネリストそれぞれが抱く「はたらく」ことへの課題を共有し、現代の「はたらく」環境における女性のリアルな位置、理想とのギャップなどを語りました。
パネルディスカッション②「まなぶ」は会場参加者数76名。木村恭子さん(英大35)の司会により、伊藤実佐子さん(英大30)、下野惠実子さん(情数13)、松野亮子さん(国大19)ら三名をパネリストに迎え、学ぶことの意義やおもしろさについて語っていただきました。
パネルディスカッション③「いきる」は会場参加者数82名。津田塾大学教授川端浩平さんの司会により、大野泉さん(国大9)、佐原亜子さん(国大9)、嶋田和子さん(英大18)ら三名をパネリストに迎え、共生社会、多様性、日本社会を分析し、グローバルな視点で「いきる」について考察しました。
パネルディスカッション終了後、広瀬ホールに集合し、シェアセッションが行われ、三つのパネルディスカッションの内容を全員で共有しました。
最後に行われた髙橋学長による閉会挨拶では、学長が現在の日本社会における女性研究者の状況を客観的なデータを提示しながら説明されました。
一方、新札発行記念オリジナルグッズの対面販売カウンターには長蛇の列ができ、シンポジウム会場限定販売グッズ(マグカップ、クッキー)、五千円の福袋二種類などが全て完売。支払いやお釣りに新五千円札がお目見えしました。
シンポジウム終了後に行ったアンケート結果によると満足度も大変高く、「満足」「やや満足」を合わせて91パーセントでした。アンケートの回収率は会場参加者の回答件数は、223名のうち86名が回答(39%)、オンライン申込者数218名のうち91名が回答(42%)、全体としては、参加者441名のうち177名が回答、40%と大変高い回収率でした。参加者のほとんどが同窓生だったせいか、自由記述欄にもびっしりと感想が記されており、TUP2024委員一同、大変感激いたしました。当日のプログラムはアンケートの詳細は下記からご確認ください。
(プログラム、アンケートのPDFを掲載)
ご参加、ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
TUP2024委員会一同

関連ファイルのダウンロード

関連リンク・サイト

Page Topへ